2008-01-01から1年間の記事一覧

人類は衰退しました(田中 ロミオ 著)

どもども、さるです。 今年も残すところ後三日ですが、皆様如何お過ごしでしょうか? さて、今宵の愛読書はこちら―― タイトル:人類は衰退しました 著者 :田中 ロミオ(たなか ろみお) イラスト:山﨑 透(やまさき とおる) レーベル:ガガガ文庫(小学館) ジ…

さる☆たま伝承歌~悪魔撃退バトン~

どもども、さるです。 今回は、カザミヒナタさんより頂きましたこちらのバトン。 悪魔撃退バトン (悪魔と言えば、そろそろ「ウェハース」の続きも……) ではでは、早速旅立ちと参りましょうか。 ◆第一章『出発の時』 1.あなたの名前と職業は? さる☆たまと申し…

ばうんてぃくえすと~血塗られた封印の城~ あとがき

どもども、皆様。さるです。 そろそろクリスマスという『聖なる祭典』が近づいてきましたが、皆様如何お過ごしでしょうか? さるはといいますと、コタツの上にみかんと原稿用紙で迎える予定です。 ……今年の冬は寒いですね。色んな意味で(笑) 『聖夜』という…

文庫のとびら 師走号 「血塗られた封印の城」完結記念♪

ここは人語を解す謎のさるが、生意気にも「小説」と称した駄作を納めたさる山。 何の因果か迷い込んでしまった貴方へ、さるが書きつづる陳腐で滑稽な物語をお届けしましょう。 とびらを開いて、いざ物語の世界へ! おさるな一言 約二年間もの長きに渡り連載…

血塗られた封印の城 終章

終章 封印の解かれし時 月光が紅く照らす無人の校庭。 宴の名残を惜しむように、祭壇の上で独り立つ黒髪の少女。 後ろで結わいた紐を解くと、綺麗な長髪が風になびく。 不意に、背後で誰か――いや「何か」の気配を感じ取り、彼女は振り向き様に手にした木刀を…

血塗られた封印の城 なかがき

どもども、さるです。 ばうんてぃくえすと「血塗られた封印の城」も、ついに次回でエピローグとなります。 長かった……本当に長かったよ、おっかさん!(誰) さる自身「未完の愚作」で終わるものかとばかり思っていましたが、なんとか生きているウチに書き上げ…

血塗られた封印の城 第五章(12)

「ぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 エレジアの泣き喚く声が、宵の空に轟いた。 「エレジア!」 ルーシアの叫びも虚しく、痛みと恐怖に苦しむエレジアの悲鳴に打ち消される。 眼を、あるいは耳を覆う観衆の中に、嗚咽を漏らす者、嘔吐する…

都会の中の和の空間

どもども、さるです。 実は先日、駒込の六義園(りくぎえん)に行ってきました。 六義園は元々徳川幕府五代将軍綱吉公の大老であった柳沢吉保(やなぎさわよしやす)公が造った庭園で、当時は「むくさのその」と呼ばれてました。因みに「六義」とは、内容によっ…

気がついたら、十日以上もサボってしまった……(; ̄□ ̄@)

どもども、お久しぶりのさるです。 いやぁ、ダラダラと過ごしていたら、12日間も更新サボってしまいました……orz ここしばらくの間、家に帰るともう布団が恋しくて恋しくて、「明日にしよう」が続いてました(ダメじゃん) 昨日は時間もあったので、本読んだ…

血塗られた封印の城 第五章(11)

少女には、最愛の肉親がいた。 その唯一人の家族は、しかし古き悪習の蔓延る村の掟のため、少女の目の前で村人たちの手にかかる。少女は家族の遺した首飾りを手に、命からがら村から逃げ出した。 それから数日彷徨い続け、公園前の路上で倒れていたところを…

「血塗られた封印の城 第三章(10)」挿絵(from カザミヒナタ様)

どもども、さるです。 今回は雑木林本店 通信所のカザミヒナタさんから、『ばうんてぃくえすと』シリーズ「血塗られた封印の城 第三章 それは、白昼の密室で……」よりアレスとヨハネハイム、運命の出会いシーンの挿絵イラストを戴きました♪ ええ、「運命の出…

キノコのスープとちいさなふくろ

おひさまポカポカ、あったかい。 おひるは、もりのまるたごや。あつあつキノコのクリームスープ。 「おまえ、にしのあくまをたいじするといったな?」 ショコさんが、スープをつっつくぼくをみて、おもしろそうにそういった。 ぼくはコクコクうなずいて、は…

血塗られた封印の城 第五章(10)

「じょ、冗談じゃない。私はまだ何もしていない(、、、、、、、、、、、)のに、捕まってたまるか!」 牙を剥き、地を蹴るシャルロ。その行く手に立ちはだかる少女に向かって。 ルーシアは剣を構えて身を捻ると、間合いを見計らい大きく横に薙ぎ払った。 シャ…

ばうんてぃえぴそ~ど――とれじゃーくえすと(その3)

ひんやりとした空気が気持ちの良い早朝のこと。 ウチらは早々に宿を出て、お宝眠る遺跡へと足を運ぶことにした。 ……何やら色々なものを放ったらかしにしている気もするが、多分気のせいね。 悪魔をもその力でねじ伏せたと云われる謎の秘宝。これを手にするま…

月華さんからのバトンです。

どもども、さるです。 今回は、月華さんからバトンを頂きました。 では、早速やってみましょう(@ ̄Δ ̄)/ Q.好きな曲は? ポルノグラフィティの『メリッサ』は、歌詞が深くて素敵です♪ Q.‘ハリーポッター’の中で好きなキャラは? ロン。彼はホントいいキ…

文庫のとびら 第6号(表紙はカラーのとびらです♪)

ここは人語を解す謎のさるが、生意気にも「小説」と称した駄作を納めたさる山。 何の因果か迷い込んでしまった貴方へ、さるが書きつづる陳腐で滑稽な物語をお届けしましょう。 とびらを開いて、いざ物語の世界へ! おさるな一言 akaoniさんからカラーなとび…

血塗られた封印の城 第五章(9)

そのゆりかごは、大地の束縛から解き放たれた、舞踊る風―― 『空の方舟(シルフアーク)』 遥か下、群衆の集いし校庭を臨み、月下の舞台からその足が離れる。 そして、その身に風をまといながら、少女は空を舞った。 刹那、少女の脚が大地を蹴った。 鈴の音が微…

ブックフェスティバル♪

どもども、さるです。 寒空の下、神保町は今年も賑わっています♪ というワケで、今日は「古本まつり」&「ブックフェスティバル」に行って参りました( ̄∇ ̄@) 例年通り人が密集していて、動くのが大変でした。 今回さるは、西洋文学を中心に古書や新書やら…

さると本棚とバトン♪

どもども、さるです。 さて、恒例となりつつありますが、 「実はずっと前にもらったけどUPが遅れていた」シリーズ ということで、今回は無双さんから頂いていた本棚バトンを消化しようかと(遅いよ……orz) ところで無双さん、本棚だけで良いんですよね?(何)…

今宵はハロウィン♪

どもども皆様、 Trick or Treat! さるです。 さて十月も終わり、いよいよ霜月……十一月ですね。 さるはそろそろ、冬に向けてストーブでも引っ張り出そうかと考えてたりしてます(早っ) いやぁ、寒がりなもんでw ハロウィンと言えばカボチャというワケで、今宵…

驚愕の連続!

どもども、さるです。 お風呂上がりに外へ出ると夜風が心地好い今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか? 今月は、実に驚くことばかりでしたね。 まぁアキバ系総理大臣とか、もうどうでも良いですけど(ぇ では「さるが驚いたことベスト3」ということで、ま…

秋深し 今年もあの季節がやってきた

どもども、さるです。 十月もあとわずか。少し肌寒くなって参りましたが、皆様如何お過ごしでしょうか? さるは相変わらず、気ままなその日暮しな日々を送っております( ̄Δ ̄; さて、今年もついに始まりましたね。そう―― 神田古本まつりが! 今年はどれだけ…

カラーのとびら♪

どもども、さるです。 庭先で虫の声が静かに奏でる秋の夜長、皆様如何お過ごしでしょうか? 「実はずっと前にもらったけどUPが遅れていたイラスト」シリーズ第二弾!(マテ というワケで、今宵はオニの巣窟のakaoniさんが、我が家の看板娘とびらさんのために…

血塗られた封印の城 第五章(8)

蒼穹に静まる一室。ソファの上に横たわる翼竜鳥(ワイバーン)の剥製。 窓辺に立つ男は、その偉丈夫な身体を見まわしてから、右手で首筋を軽く撫でる。 「さて、私もそろそろ夜祭を見に行かねば」 独りつぶやいて、初老の彼は朗らかに笑った。 「とう!」 少女…

「俺を変えたのは、貴様が教えた執念だ」的な台詞

どもども、さるです。 秋の風が心地好い今日この頃ですが、皆様如何お過ごしでしょうか? さてさて、いきなりタイトルが某世紀末救世主的な台詞になってますが、まぁ特に意味はありません(何) ただ、使ってみたくなっただけです……orz しかし『北斗の拳』は良…

「招かれし、白昼の悪夢」イラスト(from akaoni様)

どもども、さるです。 今日は、いつも作品ともどもお世話になっているオニの巣窟のakaoniさんからのいただきものイラストをご紹介します。題して―― 「実はずっと前にもらったけどUPが遅れていたイラスト」シリーズ……orz ――というワケで オニさん、お待たせ…

血塗られた封印の城 第五章(7)

その昔、この都市(まち)には一人の魔女の伝説があった。 女は主に薬の調合に長け、当時流行っていた『吸血病』の治療にも貢献し、一時は『聖女』とまで崇められたと云われている。だが、それは錬金学者でもあった時の領主の研究を否定する結果となり、彼女は…

血塗られた封印の城 第五章(6)

生徒達、そしてその場に居合わせた教員達から、動揺の声が漏れる。 その視線の先には、少年の右手の上――擬似射影灯(ホログラフ・モニター)に映し出された教頭の姿。 祭壇の中央に立つ魔女は、苦々しい表情のままそれを睨み据える。 「アイザックさん、この痕…

血塗られた封印の城 第五章(5)

「始まりましたか、聖夜の宴が……」 黒いフードを目深に被り、彼は静かに言葉を発した。 紅き月夜の礼拝堂は眠れる王の棺のように冷たく、無限に広がる闇が辺りを支配していた。 「ルベリア」 「はい」 傍に侍っていた赤髪の女性が、小さく返事した。 彼女は…

ジャンクガール・ジグ(日日日 著)

どもども、さるです。 随分久しぶりになりますが、愛読書の紹介でもいってみましょうかぁ! さてさて、今宵の愛読書はこちら―― タイトル:ジャンクガール・ジグ 著者 :日日日(あきら) イラスト:エナミカツミ レーベル:角川スニーカー文庫 ジャンル:召喚…