2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

洋瓜

はじめに この作品を、親愛なる物書きブログ仲間のめろんさんに捧げます。 今朝は、いつもより早く家を出た。と言っても、時計の針が既に十時を差している。 毎朝ラッシュに揉まれ、今頃は忙しく働いている社会人の皆様から見れば、わたしら学生は良い身分で…

血塗られた封印の城 第四章(3)

その夜、ルーシアはベッドに潜りながらも、中々寝付けないでいた。 結局帰ってこなかったマリーナ。ローレルは、学園長の家に泊まると言っていたが……。 明日に控えた学園祭。はたして彼女は来るのだろうか? そして、未だ何の手掛りも掴めていない高額賞金首…

怪盗リュヴラーヌの挑戦 ~その後~:akaoni画

どもども、さるです。 この度はさるのわがままなリクエストで、akaoniさんに「怪盗リュヴラーヌの挑戦」の作中イラストを描いて頂きました♪ 場面は、事件後に役所を出た辺りですね。 ルーシア達のようなギルドのハンター(賞金稼ぎ)は、捕まえた賞金首を最寄…

猫語バトンだでにゃ!

どもども、さるで……はにゃく、我輩はにゃんこざるであるにゃ(何) 今回はいつもお世話ににゃっている沙羅さんより『猫語バトン』を頂きましたにゃ。 沙羅さん、どうもありがとうございますにゃ! 沙羅さんにょブログはこちら →空と大地の小説 皆様(みにゃさま…

血塗られた封印の城 第四章(2)

「え、まだ帰ってきていないの?」 夕刻、というには余りにも昏(くら)い紫がかった秋の空。 坂沿いにある他の家々と違い檜の柱に支えられた屋根のある女子寮の玄関先で、寮長のローレルが出迎えてくれていた。その彼女にルーシアは、今朝授業を抜けて以来姿…