あさのしゅぎょうはえいしょうのじかん。 きょうはかぜのまほうを教わるの。 「ウェフ、まずはテキスト２８ページをひらきな」 モカ先生の言うとおりにテキストをひらくと、かぜのじゅもんがかいてある。 「いいかい？まずアタシがみほんみせてやるから、お…

「これはこれはリスリュヴォーネ卿。それにモリス教授も」 ゼニマール警部が恭(うやうや)しく敬礼する。 「ごきげんよう警部。おや、この方達は？」 「こちらは、ギルドからの紹介で来られたハンターの方々です」 「ギルドの……賞金稼ぎ(バウンティ・ハンター…

突然ですが、童話を書いてみようと思いました。 理由はさしてありませんが・・・ 内容を考えている内に、思い浮かんだのが「魔法使い」のお話です。 といっても、普通に魔法が使える魔法使いの話だと、小説としても在り来たりだし、 童話にするとむしろ悪役…

おっきなホウキにまたがって、お空を飛んでるぼくはウェハース。 一流のまほうつかいだぃ。 きょうもお日さまポッカポカ。 ぼくのまほうで、青いお空に虹を描いたら、まちのみんなにシアワセはこぶよ。 きょうもポカポカ、シアワセいっぱい。 きょうもポカポ…

先日、こちらでもお願いしておりました「まなちゃんを救う会」の募金ですが、3月16日に無事目標額達成したそうです♪ ご協力頂いた皆様、どうもありがとうございましたm(＿＿)m 詳細は、こちらのサイトをご確認下さい。 まなちゃんを救う会 手術の方もアメリ…

二人がリスリュヴォーネ卿の屋敷に到着したのは、心地よい風の吹く昼過ぎのこと。 一度は門前で警官隊に止められるが、アレスが懐から取り出した黄金のメダル――六芒星の上に交差した剣と銃の紋章が刻まれた『ハンターズ・ギルド』認定の証――を見せると、あっ…

「指紋はとれたのか？」 「それが警部、指紋どころか一切の痕跡を残してはおりません」 リスリュヴォーネ邸の応接間―― ちょうど警官隊が、昨夜起った怪事件を捜査しているところだ。 間抜けな話にも聞こえるが、総勢100余名のペイリス警官隊が張り込んでいた…

まずはお知らせ・・・・ ・投票 ― 「読みたい(ジャンルの)作品」は、4/1まで延期します。 今のところ随筆に一票入っているのみで、その他票は入ってませんが推理小説を 希望される方がいらっしゃるという状態です。 ご希望の方は、お早目にどうぞm(＿＿)m（…

怪盗リュヴラーヌの挑戦 今宵、『アルテミスの涙』を戴きます。怪盗リュヴラーヌ―― それは、一通の予告状。 「なんということだ、あのコソドロめ。こともあろうか我が家宝を狙いおって！」 そう叫んだのはこの屋敷の主、リスリュヴォーネ卿。このペイリス屈…

「敵は、本能寺にあり!!」 川を渡るや、初老に差し掛かった男の口から発せられた第一声は、その一言だった ― とは、江戸後期の歴史家が記した書によるものである。 「我に続けい！」という号令と共に、鬨(とき)の声が闇夜に響く。 踵(きびす)を返して一路向…