「今宵もお月様は美人だねー」 ベランダで独り、熱っぽい唇でつぶやく皐月。片手で缶(500ml)を鷲掴みに振ると、残り少ない中身(ハイボール)が小さな波音を立てる。 涼風が心地よい晩春の夜だ。 「こういう日に、自室で独り酒というのも中々乙だ」などという…
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