2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

10000HIT記念のとびら♪

ここは人語を解す謎のさるが、生意気にも「小説」と称した駄作を納めたさる山。 何の因果か迷い込んでしまった貴方へ、さるが書きつづる陳腐で滑稽な物語をお届けしましょう。 とびらを開いて、いざ物語の世界へ! おさるな一言 10000ヒット突破記念に…

10000ヒット記念イラスト戴きました♪(from カザミヒナタ様)

どもども、さるです。 大分涼しくなりまして、夜になると虫の声が鳴り響いておりますが、皆さま如何お過ごしでしょうか。 さてさてもう先月の話になりますが、当ブログが奇跡の10000ヒット突破を果たしました。 そのお祝いに「雑木林本店 通信所」のカ…

予告みたいなもの色々……

どもども、さるです。 今宵は更新中の小説について、あれこれ語っちゃいます。 ばうんてぃくえすとのあれこれ まずは、この作品ですね。 「血塗られた封印の城」が絶賛更新中(変な日本語w)ですが、とうとう終盤ということもあり今更ネタバレもなにも無いと思…

なりきり!キャラ【指定】ばとん

どもども、さるです。 台風の脅威に震えていたのが嘘のような休日ですが、皆様、如何お過ごしでしょうか?(あ、そういえば、夜中に地震があったような気が……) 今回は、『オニの巣窟』のakaoniさんから、『なりきりバトン』なるものを戴きました。 そしてこ…

おともだち(@≧∇≦)/バトン♪

どもども、さるです。 今回は『小説置き場2』の無双さんより、「おともだちバトン」を頂きました。 「ルール」 指名された人は絶対やってください。 なんせお友達バトンですから。 なるほど! 「お友達だから」ですか。ということは、つまり…… 被った場合や…

血塗られた封印の城 第五章(4)

「る、ルーシー……さん?」 戸惑うような瞳で、そうつぶやくエレジア。 眼鏡をかけていないのと、髪型、そして服装――赤いシャツの上に牛革のジャケットを羽織り、同じく革のブーツと青いジーンズを履き、首の周りには黄色いスカーフを巻いている――のせいもあ…

血塗られた封印の城 第五章(3)

月明かりを浴び、緩やかにウェイブのかかった栗色の長髪が風に揺れる。 闇を背に凛として立つ少女の姿は、まるで幻想的な存在(もの)とさえ思えた。 その髪を後ろ手に束ねながら、彼女は碧の瞳をまっすぐに校庭を見下ろした。 悪魔の儀式を執り行っている、そ…

ばうんてぃえぴそ~ど――とれじゃーくえすと(その2)

「うーん…………にゃふ?」 猫のように甘ったるい声をあげながら、少女はゆっくりと目を覚ました。 まだ瞼の重い眼を擦り、彼女は周囲を見渡した。見慣れない白壁の部屋。クローゼットと一体になった檜のタンス。天井にぶら下がった回転式の扇。吹きさらしの窓…

血塗られた封印の城 第五章(2)

汝が身中(うち)に眠りし力(もの)、我が目覚めさせてやろう―― その闇は、そっとささやいた。眠れる少女の心の中で…… 汝は未だ知らぬであろう、その絶大なるを…… 汝、その力解き放たれし時、比類なき存在(もの)となろう…… さあ、望むが良い……そして誇るが良い……