2013-01-01から1年間の記事一覧

師も走る月に

どもども皆様、ふた月ほどご無沙汰しておりました。 さるで御座いまする。 巷はすっかりクリスマスムードですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 ちなみに、さるは最近黒ミサにはまりつつあります(ぇ まぁ、そういうダークな話は置いといてw 今年も残り僅か…

「いいね」ボタンについて考える

どもども、さるです。 秋の夜長、皆様いかがお過ごしでしょうか。 台風がまた接近しているようですので、皆様どうかお気をつけ下さいませ。 さてさて、今宵は少しだけ気になることを書いてみます。 ブログの「ナイス!」ボタンやフェイスブックやツイッター…

台風26号接近中!

どもども、さるです。 台風が猛威を奮ってますが、皆様の所はご無事でしょうか? 実は今、大雨の中を急ぎ帰宅中です。 今度の台風は相当勢いが強いらしいので、海岸沿いや河川付近の方は特にお気を付け下さい。 ではでは、皆様どうかご無事で。 さる

夏のおさらい

どもども、さるです。 気がつけば、もう神無月。神様のいない一ヶ月、皆様如何お過ごしでしょうか。 ちなみに、さるは墓守ではありません(いきなり何をほざいてるw) さてさて、今年も残すところあと二ヵ月半。 秋の新番組も既に放送開始されているということ…

ばうんてぃくえすと 悲しみ誘う嫉妬の輪舞(12)

「あぁ、妬ましい、嫉ましい。畜生がっ、なんで俺がよぉ、この俺様がこんな豚箱ん中でヤツの出世する様を見届けなけりゃぁならないんだよぉぉぉぉぉ!」 薄暗い、小窓の鉄格子から漏れる光が僅かに照らす冷たい石牢。 その闇の奥で、怨嗟とも妄執ともつかぬ…

ばうんてぃえぴそ~どSS 砂の魔女(72)

. 陽と陽―――― 同じ属性を持つ物同士は、それ故に拒絶し、反発し合う。 場や方位もまた然り。陽の気に満たされた空間で陽の力を加える事は出来ず、陽の力場へ力を放てば、そこに斥力が働き弾かれてしまう。 「それが、風水学の解く力の法則よ」 そう言うと、…

新世代のモラルとは

どもども、さるです。 皆様、如何お過ごしでしょうか。 さて昨夜、何となくアップしたあの話。 実は昨日、とある駅で空のペットボトルをホームに落とした若い人間を目撃して、仕方なく拾ったは良いのですが何分空なもんですので渡すのも気が引けて駅のペット…

天使の溜め息

「あ、また」 思わず呟く彼女。視線の向こうには、小さな固まり。毒々しい紫の玉。それが駅のホームに転がっていた。 「どうして、こう悪玉(ダークソウル)を棄てる人間が後を絶たないのかなー、ミカタソ?」 憤慨した様子で愚痴る彼女。ミカタソと呼ばれた相…

おさるの日常~この頃編~

どもども、さるです。 一昨日は中秋の名月でしたが、皆様如何お過ごしでしたか? さるは、しっかりこの目に焼き付けましたよ、白金に満ちたるお月様を。そして、巨大な大猿に……ゲフンゲフンw そんな冗談はさておき。 この頃の流行といえばハンムラビ法典も真…

ばうんてぃくえすと 悲しみ誘う嫉妬の輪舞(11)

静かな蒼の下を、翼竜鳥(ワイバーン)が雄大に翔いている。 天気晴朗にして風穏やかなれど、荒らぶる海面(みなも)の波高し。 「船長、ジョリー船長!」 海原を行く帆船の一室。その扉を叩く痩せこけた髭の男が、けたたましく声を上げる。 「なんだ、騒々しい…

創作への想いと願望

どもども、さるです。 最近、室内が天然サウナ化しているような日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? ここで一句―― 熱中症 出るも篭るも 要注意 はっ、背後からなぜか殺気という名の攻撃的コスモ(、、、、、、、、、、、、、)が……(謎) って…

ばうんてぃえぴそ~どSS 砂の魔女(71)

. 気がつくと、そこにはただ闇が在った。 光も音もなく、恐怖という感情が世界を満たしていた。 それはどうしようもない絶望感からではない。 むしろ全能感にも似た絶対的希望に溢れていたが、少女の心には一抹の不安が顔を覗かせていた。 やがて霧のように…

ばうんてぃえぴそ~どSS 砂の魔女(70)

. リーン―――― 鈴の音が涼しげに響く。突如、何もない空間に青白い発光体が生まれた。 「ふぇぇ~、無から物質を生み出すなんて芸当、あの錬金博士辺りが見たら卒倒するレベルですよぉ!」 間近で目の当たりにした博士は、今のがどれだけ高度な技術であるのか…

ばうんてぃえぴそ~どSS 砂の魔女(69)

. 人門(コン)は鬼門(ゴン)の対角にある南西(ヒツジサル)の方位。陰陽のバランスが良い天門(ケン)と風門(ソン)に比べ、鬼門は陰の気に満ち、人門は陽の気が溢れ、共に不安定な場を生じさせる。 そして――アマタニアの風水学に於いて、人門は陽の気が陰に変ずる…

実に面白い共通点らしきもの? ~あるいは実に愚かしい独りよがりな妄想~

どもども、さるです。 このところ、にわか雨の気まぐれさに傘が手放せない日々が続いてますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 さるの気分はまるで巌流島の小次郎が如く、もどかしさを覚えつつもそれをどこか楽しむのも一興と折りたたみ傘をバッグに忍ばせ…

ばうんてぃえぴそ~どSS 砂の魔女(68)

. そびえ立つ――という表現(ことば)が相応しいだろうか。 そのヒトガタのあまりの巨大さに、マリーナは息を呑んだ。見上げると、その巨体の左肩に腰かける小さな人影を見つける。ユノという名の幼い『魔女』だ。だが、何よりも驚くべきは、この屋内の広大さで…

ばうんてぃえぴそ~どSS 砂の魔女(67)

. ある古代文字に於いて、それは「真理」という意味を持っていた。 その言葉は意思無き存在(もの)に意味(たましい)を与えることで「命」を吹き込む力を宿していると考えられていた。それがいつしか、その言葉自体が「命」という概念を持つようになった。則ち…

しゅっぱつのあさとナゾのこえ

. おはようおひさま、めをさます。 きょうはいよいよあくまのやまへしゅっぱつだ。 「ショコさん、おせわになりました。それじゃあ、いってきます」 あさごはんをたべてから、おくちをゆすいでしたくして、ぼくはショコさんにごあいさつ。 「よそのウチにと…

宵の月には皐月晴れ

「今宵もお月様は美人だねー」 ベランダで独り、熱っぽい唇でつぶやく皐月。片手で缶(500ml)を鷲掴みに振ると、残り少ない中身(ハイボール)が小さな波音を立てる。 涼風が心地よい晩春の夜だ。 「こういう日に、自室で独り酒というのも中々乙だ」などという…

アレスは●リキュア?

どもども、さるです。 金色(こんじき)といふ名を冠せし一週間が始まりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか? さるは今のところ混沌の海にたゆたう生活を送っております(惰眠をむさぼるともいうw) さてさて今宵のいただきものは、前回の「冥府の森」に続き…

ばうんてぃえぴそ~どSS 砂の魔女(66)

. 「なんでユノにはパパがいないの?」 無邪気な『娘』の何気ない問いは、執拗に『母』を追い詰めていく。 だが『おままごと』は始まったばかりだ。まだ物心ついたばかりの幼子に序盤からチェックを取られて怯むようでは、この先の長い対話(かけひき)など到…

冥府の森 なんとなく書こうかと思っていた恣意的あとがき

どもども、さるです。 皆様、如何お過ごしでしょうか。 今宵は『冥府の森』についてあれこれ募らせていた想いを吐き出したいと思います。 にしても、タイトル……長いですよねぇ(笑) ではまず、この作品への想いについて―― 実は特に連載を意識しているわけで…

サクヤとホムラ

どもども、さるです。 少し暖かくなりそうな、そんな春の予感と期待が入り混じる今日この頃。皆様、如何お過ごしでしょうか。 さてさて、『水平線の彼方』の叶野 奏さんからイラストを二作品戴きましたので、ご紹介しちゃいたいと思います。 叶野さん、どう…

黄昏よりも黄色い何か

どもども、さるです。 戦後最大(?)の失政による産物――またの名を杉花粉が飛び交うこの季節、皆様如何お過ごしでしょうか。 今日は日差しが照りつけるような……というのは少し大げさですが、昨日に引き続き比較的暖かな良い天気で、空を見上げると気持ちの良…

ばうんてぃえぴそ~どSS 砂の魔女(65)

. 「おままごと?」 マリーナの意図が読めないからか、そもそも「おままごと」がどういう遊びか知らないのか、幼い『魔女』は小首を傾(かし)げた。 「そう、おままごとですわ。あたくしがお母様、あなたは娘役ですわね」 「むすめ? おかあさま?」 「そ、そ…

さるのお茶会

どもども、初めまして。さる山へようこそ♪ さる山の主にして、当ブログ『さるたま文庫』の管理人さる☆たまと申します。 「小説」という名の拙い文章を書いておりますが、もし気が向いたら暇つぶし程度にでもどうぞ。 改めましてどもども、さるです。 こちら…

ばうんてぃえぴそ~どSS 砂の魔女(64)

. 冷たい闇の腑(なか)に眠る小さな生命(たましい)が小さく寝息をたてる傍らで、いま、その片割れがゆっくりと目を覚ました。 「じゃあ、なにして遊ぶ?」 幼き魔女が無邪気に笑う。 「で、では、お…………」と言いかけてから、彼女は慌てて口をつぐむ。 ここで…

ばうんてぃえぴそ~どSS 砂の魔女(63)

. 「うーん、おかしいですねぇ~」 ぽつりと、博士が頭を抱えながらつぶやいた。 傍らの机には通信術式の紋様が描かれた樹皮紙と湯気の立った花香茶(ハヴェスティオ)のカップが置いてある。 「おかしいって、何が?」 怪訝に眉をひそめながら、金髪の女が訊…

冥府の森

. 眠れる闇フェーゴが、深き絶望の空を満たす。 徘徊する夜陰の雑兵グールを引き連れて、黄泉の公卿ヘルメウス達が生ける魂を狩る刻限。 丑三つ時には少し早い宵の樹海に迷い込んだ人影二つ、うら若き男と女が足早に疾走していた。 男は薄紫の紋付きと袴に太…

とびら、車窓の句

車窓から 枯れ葉に混じる なごり雪 とびら おはようございます。 今朝は一段と冷え込みますが、心の方はとってもぬくぬく。 とびらは、最近そんな日常を送っております。 ではでは皆様、今日も元気に行ってらっしゃいませ♪