ばうんてぃえぴそ~どSS 砂の魔女(20)
「な、ナニゴトか?」
『んと、マリーナさんはですねぇ、“砂の魔女”について調査しにやって来たのです』
「は、博士!?」
『はいはーい、マリーナさん。首尾は順調ですか?』
「え、ええまあ……って、そうじゃないですわ! 何をサラッとバラしてるんですの。それも、こんな公衆の面前で?」
脳を直接叩くような拡張された声の主に、苦言を漏らすマリーナ。
その表情には、焦りの色が滲み出ている。しかし、
『大丈夫なのですよぉ。なぜなら、この声は脳波を伝ってキミたちの精神に直接意思を送っているだけなのです』
「そ、そうですの……」
『学術用語でいう【思念通信(テレパスネット)】というヤツです』
「よく解らんけど、どこぞの自称魔術師より全然凄いね」
『えへへー、誉められたのです』
「けど……」
どうやって、あたくし達のいる場所まで思念を送れるんですの?
博士は今、アマタニアにいるハズである。
このルアムシエスまでは、陸路なら馬車とラクダを乗り継いで凡そ一月はかかる距離だ。
況してや、この広い大陸の南方に拡がる砂漠から、彼女達の位置を的確に捉えるなど至難の業だろう。
ならば、その手段とは?
『簡単な仕掛けですよ』
と、マリーナの思考を見透かすように、博士があっさりと答えを述べた。
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『んと、マリーナさんはですねぇ、“砂の魔女”について調査しにやって来たのです』
「は、博士!?」
『はいはーい、マリーナさん。首尾は順調ですか?』
「え、ええまあ……って、そうじゃないですわ! 何をサラッとバラしてるんですの。それも、こんな公衆の面前で?」
脳を直接叩くような拡張された声の主に、苦言を漏らすマリーナ。
その表情には、焦りの色が滲み出ている。しかし、
『大丈夫なのですよぉ。なぜなら、この声は脳波を伝ってキミたちの精神に直接意思を送っているだけなのです』
「そ、そうですの……」
『学術用語でいう【思念通信(テレパスネット)】というヤツです』
「よく解らんけど、どこぞの自称魔術師より全然凄いね」
『えへへー、誉められたのです』
「けど……」
どうやって、あたくし達のいる場所まで思念を送れるんですの?
博士は今、アマタニアにいるハズである。
このルアムシエスまでは、陸路なら馬車とラクダを乗り継いで凡そ一月はかかる距離だ。
況してや、この広い大陸の南方に拡がる砂漠から、彼女達の位置を的確に捉えるなど至難の業だろう。
ならば、その手段とは?
『簡単な仕掛けですよ』
と、マリーナの思考を見透かすように、博士があっさりと答えを述べた。
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