カスタムキャストでいろんなキャラ作ってみた
どもども、さるです。
急に冷え込むようになりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。
さてさて、前回のルーシアに引き続き、今回もカスタムキャストを使って作ったキャラ達を色々ご紹介します。
まずはこの娘から!
『ばうんてぃくえすと』より、辻斬り系木刀少女エレジアです。
木刀は残念ながらオプションに無かったので、代わりに拳法の構えっぽいポーズをとってもらいました。
続いては、この人!
マリーナ・テレザ・ウィンハルト嬢。
面倒見の良い学生会長っぽく腕を組みつつ、色々と考えてる感じのポーズです。
そして、最後はこちら!
カクヨムさんで書いてる『ばうんてぃくえすと~えふぇす~』より、とある秘密結社のロリっ娘幹部ロゼリッタ・ヴルゴーニに伸びをしてもらいました。
このロゼリッタ様、目から火花飛ばしたり(物理)、全身から炎を噴き出したりする火炎系能力者だったりします。
口は結構悪くキレ易い性格で「スカチン」が口癖だったり(ぇ
ちなみに、彼女には大体いつもつるんでるウィスターという部下がいて、事あるごとに「ロリ」と言っては火を飛ばされるという非常に仲の良い関係(笑)です。
能力開発の関係で学者嫌いな一面もあり、作中で「学者って人種が気に入らない」と発言しているので、『学会』の連中と絡んだら間違いなくバトルになるでしょう(@✧Δ✧)
今から、彼女の活躍が楽しみなさるです。
ではでは、ぼちぼちこの辺でm(__)m
追伸:実は今、ロゼリッタ様のスピンオフを執筆中(何)
さる
急に冷え込むようになりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。
さてさて、前回のルーシアに引き続き、今回もカスタムキャストを使って作ったキャラ達を色々ご紹介します。
まずはこの娘から!
『ばうんてぃくえすと』より、辻斬り系木刀少女エレジアです。
木刀は残念ながらオプションに無かったので、代わりに拳法の構えっぽいポーズをとってもらいました。
続いては、この人!
マリーナ・テレザ・ウィンハルト嬢。
面倒見の良い学生会長っぽく腕を組みつつ、色々と考えてる感じのポーズです。
そして、最後はこちら!
カクヨムさんで書いてる『ばうんてぃくえすと~えふぇす~』より、とある秘密結社のロリっ娘幹部ロゼリッタ・ヴルゴーニに伸びをしてもらいました。
このロゼリッタ様、目から火花飛ばしたり(物理)、全身から炎を噴き出したりする火炎系能力者だったりします。
口は結構悪くキレ易い性格で「スカチン」が口癖だったり(ぇ
ちなみに、彼女には大体いつもつるんでるウィスターという部下がいて、事あるごとに「ロリ」と言っては火を飛ばされるという非常に仲の良い関係(笑)です。
能力開発の関係で学者嫌いな一面もあり、作中で「学者って人種が気に入らない」と発言しているので、『学会』の連中と絡んだら間違いなくバトルになるでしょう(@✧Δ✧)
今から、彼女の活躍が楽しみなさるです。
ではでは、ぼちぼちこの辺でm(__)m
追伸:実は今、ロゼリッタ様のスピンオフを執筆中(何)
さる
カスタムキャストでルーシア・レアノード参上!
どもども、さるです。
師が走り回る月になりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。
さてさて、最近流行りのカスタムキャストで『ばうんてぃくえすと』のルーシアを作ってみました。
まぁ、三つ編みとか服とか色々妥協してたりしますが……
ちなみに、こちらは別背景版。
背景がハロウィンなのは、月があるのがハロウィンだけだったからですね(笑)
そして、懐かしの『血塗られた封印の城』版のルーシアことルーシー・レイナード。
マリーナとエレジアも加えてみたかったけど、カスタマイズできるのが単体のみなので断念。
まぁ、それぞれ別々に作れば良いですね!
ではでは、この辺で……m(__)m
さる
師が走り回る月になりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。
さてさて、最近流行りのカスタムキャストで『ばうんてぃくえすと』のルーシアを作ってみました。
まぁ、三つ編みとか服とか色々妥協してたりしますが……
ちなみに、こちらは別背景版。
背景がハロウィンなのは、月があるのがハロウィンだけだったからですね(笑)
そして、懐かしの『血塗られた封印の城』版のルーシアことルーシー・レイナード。
マリーナとエレジアも加えてみたかったけど、カスタマイズできるのが単体のみなので断念。
まぁ、それぞれ別々に作れば良いですね!
ではでは、この辺で……m(__)m
さる
ばうんてぃえぴそ~どSS 砂の魔女(100)
「ここは…………?」
目が覚めて初めに映ったのは、ゆっくりと回転する細い風車のような物。
良く見ると、それは天井扇(シーリングファン)だった。つまり、
「宿の…………天井?」
ぱちくりと瞬きをしながら、マリーナ・テレザ・ウィンハルトは天井を眺めている。
ぼんやりと時が経つのも忘れて。
「うぅ~ん」
不意に隣で声が聞こえた。
何とはなしに振り向くと、すやすやと幼子が寝息を立てていた。
「ユノ…………」
自ずと、目に熱い物がこみ上げて来るのを感じつつ、彼女は幼子の頭を優しく撫でた。
階段を下りると、東方娘が二人、円テーブルを挟んで座っていた。
その片方、淡い紫の長髪で左右に団子を作って布を被せた少女が手を振る。
確かあの子、砂漠で会ったような……
二人がどういう関係なのかいまいち良く解らないマリーナだったが、取り敢えずは手を振り返すと、ユノを連れてテーブルに着く。
「おはようございますわ」
「おはよう、マリーナさん。もう起きてて大丈夫ね?」
「ええ、お陰様ですっかり良くなりましたわ」
膝の上でキョロキョロと余所見をするユノの頭を撫でながら、フィオの問いに答えるマリーナ。
「ユノたぁ~ん、無事で良かったデスよー!」
その隣ではお団子頭が、幼子の手をスリスリしていた。
「おねえちゃん、どこ行ってたの?」
「姉者という、こわーい魔物からユノたんを護るためにお外に出ていたんデスよ」
どうやら二人は知り合いのようだ。
「誰が魔物ね、誰が!」
マリーナ達の手前、迂闊に手が出せなくて、控え目に突っ込むしか出来ない姉。
「にしてもシャオ、てっきりご主人様と美系執事の歪んだ主従関係とか歪んだ兄弟愛にしか興味が無いとばかり思ってたが、いつの間にこんな可愛い魔女と仲良くなったね?」
「そりゃあ、ユノたんは将来有望な原石デスからねぇ」
「ん?」と首を捻るフィオ。
「そうですわね、ユノは原石……これから、社交界に通用する立派な淑女に育てて見せますわ!」
そこで唐突に、マリーナが握り拳を作って宣言する。が……
『残念ですが、それは無理なのですよぉ~』
「博士?」と、これまた唐突に脳へ直接語りかける少女の声。
「誰デス?」
「天の声か?」
どうやら、彼女達にも聞こえているようだ。
『おはようございます、マリーナさん。良く眠れましたかぁ?』
「ええまあ……それより、無理ってどうしてですの?」
『えっとですねぇ、まずその子はこれから学会で預かる事になったのですよ』
「『学会』で?」
『はい。ピラミッドや帽子の術式の効果があったにせよ、彼はこれまでずっと無意識下で魔道の深奥に触れていたので、そのまま放置するワケにもいかないのです。世界にどのような影響が出るかは未知数ですからねぇ』
「なるほど、それは確かに…………って、あれ?」
一瞬、納得しかけたが、ふと何か奥歯に引っかかるような違和感があった。
『だから、まず彼の触れている力を研究し、彼自身が意識してそれを制御できるように魔道学を学んでもらう事に決まりました』
「決まりましたって、いつの間に?」
『あなたが寝ている間かしらね』
不意に別の声が割って入った。
「み、ミコナさん!?」
『おはよう、マリーナ。と言っても、そっちはもうお昼を過ぎる頃かしら。で、何か他に気になる事があるみたいね?』
見透かすような女の声に、一瞬ドキリとするマリーナ。
「いえ、その先ほどから博士が、その……彼と連発しているみたいですけど……」
『ああ、そのことね』と、彼女はまるで大した事でもないように吐き捨てる。
『ユノ・モンテギールは男の子よ。彼と呼ぶのも当然ではないかしら?』
衝撃の答えが返って来た。
「ゆ、ユノが……男の子?」
『そうよ、言わなかったかしら。大陸南方では、ユノは男の名前よ』
マリーナの中で何かが崩壊する。
そんな少女の動揺など気にも留めずに彼女――ミコナ・ベルダルクは続ける。
『もっとも、彼の者という意味で使うなら性別など問題ではないわね。それよりマリーナ、戻ったら報告書を提出なさい。それをまとめるまでは、戻って来ちゃ駄目よ。では、良い報告を期待してますわ』
「え?」と一瞬戸惑うマリーナ。
「それは一体……」
どういう意味かと問いかけようとしたところへ、博士が付け加えた。
『マリーナさん、報告書は精度が高い物を求められますから、当然「魔女」をしっかり観察するんですよぉ。それが最低条件です。では、良い報告を期待してますよぉ』
甘ったるい声でそう言ったかと思えば、そこでぷつりと音が聞こえなくなった。どうやら、通信が途絶えたようだ。
「なんか一方的な会話デスたね……」
「ええ……そうですわね……」
シャオの言葉にマリーナは曖昧に返してから、ユノの方を見る。
きょとんと小首を傾げる幼子の頬を、彼女は優しく撫でた。
「ありがとう、ミコナさん……ありがとう、博士……」
マリーナの口から、自ずと感謝の言葉が漏れた。
報告書を上げるまでは戻って来るな。
その報告書は精度の高い物でなければならない。
その言葉だけを切り取ったなら、なんて薄情なと思われがちだが、学者とはどこまでも偏屈なものらしい。
その精度の高い報告書を上げるために、ユノと一緒にいなさい。と……
つまりは、そう言っているのだから。
「それはそれとしてシャオ、キサマ知ってたね? その子が男の子だって」
「もちろんデスよ」と姉の疑問に答えるや、お団子頭の妹は拳を力一杯握り締める。
「言ったじゃないデスか、ユノたんは原石と。純真無垢なショタっ子を薔薇の園で愛でながら、徐々に同じ花の色に染め上げていく……なんという背徳感! 受けでも攻めでも無限の可能性を秘めたショタこそ最強デス!」
「…………そ、そうデスか…………」
嗚呼、この愚妹はどこまでも腐って行くね……
力説する妹に、沈鬱な表情で額(ひたい)に手をやりながらポニーテールを揺らす姉。
そんな姉妹を放置して、マリーナは幼い男児を慈しむように優しく抱いた。
額(がく)の中で微笑む聖女のように――
砂の魔女――完――
目が覚めて初めに映ったのは、ゆっくりと回転する細い風車のような物。
良く見ると、それは天井扇(シーリングファン)だった。つまり、
「宿の…………天井?」
ぱちくりと瞬きをしながら、マリーナ・テレザ・ウィンハルトは天井を眺めている。
ぼんやりと時が経つのも忘れて。
「うぅ~ん」
不意に隣で声が聞こえた。
何とはなしに振り向くと、すやすやと幼子が寝息を立てていた。
「ユノ…………」
自ずと、目に熱い物がこみ上げて来るのを感じつつ、彼女は幼子の頭を優しく撫でた。
階段を下りると、東方娘が二人、円テーブルを挟んで座っていた。
その片方、淡い紫の長髪で左右に団子を作って布を被せた少女が手を振る。
確かあの子、砂漠で会ったような……
二人がどういう関係なのかいまいち良く解らないマリーナだったが、取り敢えずは手を振り返すと、ユノを連れてテーブルに着く。
「おはようございますわ」
「おはよう、マリーナさん。もう起きてて大丈夫ね?」
「ええ、お陰様ですっかり良くなりましたわ」
膝の上でキョロキョロと余所見をするユノの頭を撫でながら、フィオの問いに答えるマリーナ。
「ユノたぁ~ん、無事で良かったデスよー!」
その隣ではお団子頭が、幼子の手をスリスリしていた。
「おねえちゃん、どこ行ってたの?」
「姉者という、こわーい魔物からユノたんを護るためにお外に出ていたんデスよ」
どうやら二人は知り合いのようだ。
「誰が魔物ね、誰が!」
マリーナ達の手前、迂闊に手が出せなくて、控え目に突っ込むしか出来ない姉。
「にしてもシャオ、てっきりご主人様と美系執事の歪んだ主従関係とか歪んだ兄弟愛にしか興味が無いとばかり思ってたが、いつの間にこんな可愛い魔女と仲良くなったね?」
「そりゃあ、ユノたんは将来有望な原石デスからねぇ」
「ん?」と首を捻るフィオ。
「そうですわね、ユノは原石……これから、社交界に通用する立派な淑女に育てて見せますわ!」
そこで唐突に、マリーナが握り拳を作って宣言する。が……
『残念ですが、それは無理なのですよぉ~』
「博士?」と、これまた唐突に脳へ直接語りかける少女の声。
「誰デス?」
「天の声か?」
どうやら、彼女達にも聞こえているようだ。
『おはようございます、マリーナさん。良く眠れましたかぁ?』
「ええまあ……それより、無理ってどうしてですの?」
『えっとですねぇ、まずその子はこれから学会で預かる事になったのですよ』
「『学会』で?」
『はい。ピラミッドや帽子の術式の効果があったにせよ、彼はこれまでずっと無意識下で魔道の深奥に触れていたので、そのまま放置するワケにもいかないのです。世界にどのような影響が出るかは未知数ですからねぇ』
「なるほど、それは確かに…………って、あれ?」
一瞬、納得しかけたが、ふと何か奥歯に引っかかるような違和感があった。
『だから、まず彼の触れている力を研究し、彼自身が意識してそれを制御できるように魔道学を学んでもらう事に決まりました』
「決まりましたって、いつの間に?」
『あなたが寝ている間かしらね』
不意に別の声が割って入った。
「み、ミコナさん!?」
『おはよう、マリーナ。と言っても、そっちはもうお昼を過ぎる頃かしら。で、何か他に気になる事があるみたいね?』
見透かすような女の声に、一瞬ドキリとするマリーナ。
「いえ、その先ほどから博士が、その……彼と連発しているみたいですけど……」
『ああ、そのことね』と、彼女はまるで大した事でもないように吐き捨てる。
『ユノ・モンテギールは男の子よ。彼と呼ぶのも当然ではないかしら?』
衝撃の答えが返って来た。
「ゆ、ユノが……男の子?」
『そうよ、言わなかったかしら。大陸南方では、ユノは男の名前よ』
マリーナの中で何かが崩壊する。
そんな少女の動揺など気にも留めずに彼女――ミコナ・ベルダルクは続ける。
『もっとも、彼の者という意味で使うなら性別など問題ではないわね。それよりマリーナ、戻ったら報告書を提出なさい。それをまとめるまでは、戻って来ちゃ駄目よ。では、良い報告を期待してますわ』
「え?」と一瞬戸惑うマリーナ。
「それは一体……」
どういう意味かと問いかけようとしたところへ、博士が付け加えた。
『マリーナさん、報告書は精度が高い物を求められますから、当然「魔女」をしっかり観察するんですよぉ。それが最低条件です。では、良い報告を期待してますよぉ』
甘ったるい声でそう言ったかと思えば、そこでぷつりと音が聞こえなくなった。どうやら、通信が途絶えたようだ。
「なんか一方的な会話デスたね……」
「ええ……そうですわね……」
シャオの言葉にマリーナは曖昧に返してから、ユノの方を見る。
きょとんと小首を傾げる幼子の頬を、彼女は優しく撫でた。
「ありがとう、ミコナさん……ありがとう、博士……」
マリーナの口から、自ずと感謝の言葉が漏れた。
報告書を上げるまでは戻って来るな。
その報告書は精度の高い物でなければならない。
その言葉だけを切り取ったなら、なんて薄情なと思われがちだが、学者とはどこまでも偏屈なものらしい。
その精度の高い報告書を上げるために、ユノと一緒にいなさい。と……
つまりは、そう言っているのだから。
「それはそれとしてシャオ、キサマ知ってたね? その子が男の子だって」
「もちろんデスよ」と姉の疑問に答えるや、お団子頭の妹は拳を力一杯握り締める。
「言ったじゃないデスか、ユノたんは原石と。純真無垢なショタっ子を薔薇の園で愛でながら、徐々に同じ花の色に染め上げていく……なんという背徳感! 受けでも攻めでも無限の可能性を秘めたショタこそ最強デス!」
「…………そ、そうデスか…………」
嗚呼、この愚妹はどこまでも腐って行くね……
力説する妹に、沈鬱な表情で額(ひたい)に手をやりながらポニーテールを揺らす姉。
そんな姉妹を放置して、マリーナは幼い男児を慈しむように優しく抱いた。
額(がく)の中で微笑む聖女のように――
砂の魔女――完――
【重大発表】小火木麻奈1stメジャーアルバム!(何)
【重大発表】小火木麻奈1stメジャーアルバム!
【山手線小火木麻奈駅出来ました】
2020年8月6日発売!
価格:900円
【初回特典には、小火木麻奈の捨て忘れた元彼の写真付き!!】
先行予約受付中!
#あなたのメジャーアルバム発売
https://t.co/FTgi0JgmlG
という悪夢(ゆめ)を見たんだ……(やっつん談)
どもども、さるです。
皆様、ご無沙汰しておりまするm(__)m
Twitterでたまたま見かけた診断ツールが小火木にぴったりだったので、やってみました(ただ、それだけです)
最近、めっきり更新しなくなってしまったブログですが、機会を見てまた色々書きたいと思いますので、どうぞよろしぅm(__)m
ではでは、この辺で。
追伸:『ばうんてぃ~』本編もそろそろ再始動したい今日この頃……
さる
【山手線小火木麻奈駅出来ました】
2020年8月6日発売!
価格:900円
【初回特典には、小火木麻奈の捨て忘れた元彼の写真付き!!】
先行予約受付中!
#あなたのメジャーアルバム発売
https://t.co/FTgi0JgmlG
という悪夢(ゆめ)を見たんだ……(やっつん談)
どもども、さるです。
皆様、ご無沙汰しておりまするm(__)m
Twitterでたまたま見かけた診断ツールが小火木にぴったりだったので、やってみました(ただ、それだけです)
最近、めっきり更新しなくなってしまったブログですが、機会を見てまた色々書きたいと思いますので、どうぞよろしぅm(__)m
ではでは、この辺で。
追伸:『ばうんてぃ~』本編もそろそろ再始動したい今日この頃……
さる
ばうんてぃえぴそ~どSS 砂の魔女(99)
一夜が空けた。
それは頭に悪夢のようなとついても不思議はない、いや、むしろ悪夢そのものと言っても良いだろうか。
ともあれ、「これですべて終わったのだ」と、マリーナ・テレザ・ウィンハルトは思った。
窓辺から光射す、ベッドの上で。
あの時、咄嗟に彼女は杖――として使っていた木刀――の本来の持ち主である親友の名を、祈りの言葉と伴に叫んでいた。
持ち替えたその先端を『魔女』へと向けて……
ユノを救いたい。
『魔女』の作りし檻の中で不自由の無い孤独を強いられていた幼子を、この手で開放してあげたい。
それは傲慢な考えかもしれない。
それはただのお節介かもしれない。
それは本人が望まぬ事かもしれない。
だったら、どうだというのか。
例えそれが傲慢だろうと、独り善がりだろうと、偽善だろうと関係ない。
幼い子供が暗く冷たい闇の中に独りぼっちで閉じ込められている状況を前にして、明るく暖かい日の当たる外の世界に連れ出さなくて何とする。
誰がなんと言おうと、幼子を闇の中に置き去りするなど断じて許される事ではない。だから……
あたくしは、あの子を必ず助けてみせる!
その想いが木刀を伝ってピラミッド内を支配する因果をねじ曲げる力に刺激を与える。
そして、『雷光の魔術』と少女の想いを乗せた刀身は、幼子を『魔女』たらしめていた術式を打ち破った。
魔道学とは、呪文を介した精神世界への暗示によって因果率が曲がり、物理世界に変化をもたらす原理や法則を研究する学術だ。
だが、そのあまりに難解な理論と魔法じみた現象のため「修め難く究め易い異端の学術」と言われているが、それは端的に言えば想いの力によって世界に変化を生じさせるという事になる。
つまり、マリーナの親友に対する想いとユノを救いたいという願い、それが親友の持ち物だった得物に宿る力を引き出し、更には『雷光の魔術』を乗せる事で威力を増幅させ、術式を破る事が可能となったという事だ。雷は電気を帯び、電気は脳波を伝い精神世界へ介入する。
すなわち、少女の願いが『魔女』の術式に浸透し、内側より破壊していくという仕組みが自ずと構築されたというわけだ。
力を失ったユノは、その反動からか同時に意識をも手放してしまった。
そのまま自由落下しようとする幼子を、すかさず抱き止めるマリーナ。下には砂で覆い尽くした床があった。
速度が増せばその衝撃も強くなり、砂の集まりが石……いや、鉄と化す。
「ユノは何としてでも、あたくしが守ってみせますわ!」
幼子を抱えながら叫ぶと、マリーナは呪文を唱え始める。
そのゆりかごは、大地の束縛から解き放たれた、舞踊る風――
『空の方舟(シルフアーク)』
それはかつて、彼女の親友が得意としていた風の呪文の一つ『浮遊の魔術』だ。
しかし、落下速度はただ増すばかりで、砂地への距離が段々と狭まっていく。
魔道学は、良くも悪くも術者の精神に影響を受ける。
落下への不安と焦燥が呪文による精神世界への干渉を妨げているのだ。
「マリーナさん!」
上の方から、壁に突き刺した槍にしがみついたままフィオが叫ぶ。
「くっ……一旦、如意宝槍(ルイパオシャン)を戻して投げつけても、このまま伸ばしても間に合わないね!」
死が徐々に近づいて来るのを感じながら、幼いユノを抱きしめるマリーナ。
その時、一陣の風が札を乗せて舞った
「シャオの命に於いて、汝が在るべき姿を以て、主を運ぶ輿(こし)となれ!」
横手から少女の声が聞こえた。
その瞬間、札を中心に風が渦を巻き、砂ぼこりを巻き上げて凝縮される。そして――
ふんわりとした感触が二人を包んだ。
浮遊感を覚えながら、マリーナはゆっくりと目を開けた。
「雲?」と首をひねる彼女。
雪のように真っ白なその気体の塊はまるで液体と個体の中間の物質のようで、不思議と触れる事が出来た。
「あたくし、天上世界に召されてしまいましたのね……ルーシアさん、エレジア、そしてユノ、ごめんなさい……」
込み上げた物を押さえきれず、マリーナは嗚咽を漏らす。
そのまま、彼女は意識を手放した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そういえば、ランキングに参加してました(笑)
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さる
それは頭に悪夢のようなとついても不思議はない、いや、むしろ悪夢そのものと言っても良いだろうか。
ともあれ、「これですべて終わったのだ」と、マリーナ・テレザ・ウィンハルトは思った。
窓辺から光射す、ベッドの上で。
あの時、咄嗟に彼女は杖――として使っていた木刀――の本来の持ち主である親友の名を、祈りの言葉と伴に叫んでいた。
持ち替えたその先端を『魔女』へと向けて……
ユノを救いたい。
『魔女』の作りし檻の中で不自由の無い孤独を強いられていた幼子を、この手で開放してあげたい。
それは傲慢な考えかもしれない。
それはただのお節介かもしれない。
それは本人が望まぬ事かもしれない。
だったら、どうだというのか。
例えそれが傲慢だろうと、独り善がりだろうと、偽善だろうと関係ない。
幼い子供が暗く冷たい闇の中に独りぼっちで閉じ込められている状況を前にして、明るく暖かい日の当たる外の世界に連れ出さなくて何とする。
誰がなんと言おうと、幼子を闇の中に置き去りするなど断じて許される事ではない。だから……
あたくしは、あの子を必ず助けてみせる!
その想いが木刀を伝ってピラミッド内を支配する因果をねじ曲げる力に刺激を与える。
そして、『雷光の魔術』と少女の想いを乗せた刀身は、幼子を『魔女』たらしめていた術式を打ち破った。
魔道学とは、呪文を介した精神世界への暗示によって因果率が曲がり、物理世界に変化をもたらす原理や法則を研究する学術だ。
だが、そのあまりに難解な理論と魔法じみた現象のため「修め難く究め易い異端の学術」と言われているが、それは端的に言えば想いの力によって世界に変化を生じさせるという事になる。
つまり、マリーナの親友に対する想いとユノを救いたいという願い、それが親友の持ち物だった得物に宿る力を引き出し、更には『雷光の魔術』を乗せる事で威力を増幅させ、術式を破る事が可能となったという事だ。雷は電気を帯び、電気は脳波を伝い精神世界へ介入する。
すなわち、少女の願いが『魔女』の術式に浸透し、内側より破壊していくという仕組みが自ずと構築されたというわけだ。
力を失ったユノは、その反動からか同時に意識をも手放してしまった。
そのまま自由落下しようとする幼子を、すかさず抱き止めるマリーナ。下には砂で覆い尽くした床があった。
速度が増せばその衝撃も強くなり、砂の集まりが石……いや、鉄と化す。
「ユノは何としてでも、あたくしが守ってみせますわ!」
幼子を抱えながら叫ぶと、マリーナは呪文を唱え始める。
そのゆりかごは、大地の束縛から解き放たれた、舞踊る風――
『空の方舟(シルフアーク)』
それはかつて、彼女の親友が得意としていた風の呪文の一つ『浮遊の魔術』だ。
しかし、落下速度はただ増すばかりで、砂地への距離が段々と狭まっていく。
魔道学は、良くも悪くも術者の精神に影響を受ける。
落下への不安と焦燥が呪文による精神世界への干渉を妨げているのだ。
「マリーナさん!」
上の方から、壁に突き刺した槍にしがみついたままフィオが叫ぶ。
「くっ……一旦、如意宝槍(ルイパオシャン)を戻して投げつけても、このまま伸ばしても間に合わないね!」
死が徐々に近づいて来るのを感じながら、幼いユノを抱きしめるマリーナ。
その時、一陣の風が札を乗せて舞った
「シャオの命に於いて、汝が在るべき姿を以て、主を運ぶ輿(こし)となれ!」
横手から少女の声が聞こえた。
その瞬間、札を中心に風が渦を巻き、砂ぼこりを巻き上げて凝縮される。そして――
ふんわりとした感触が二人を包んだ。
浮遊感を覚えながら、マリーナはゆっくりと目を開けた。
「雲?」と首をひねる彼女。
雪のように真っ白なその気体の塊はまるで液体と個体の中間の物質のようで、不思議と触れる事が出来た。
「あたくし、天上世界に召されてしまいましたのね……ルーシアさん、エレジア、そしてユノ、ごめんなさい……」
込み上げた物を押さえきれず、マリーナは嗚咽を漏らす。
そのまま、彼女は意識を手放した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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さる
昨年観たものと今期の視聴予定(アニメ編)
どもども、さるです。
さてさて、ドラマ編に引き続き今度はアニメの方を取り上げたいと思います。
まず、昨年視聴したアニメ一覧がこちら
なんでせうか、所々き●ら枠が目に付くのが怖い。特に春期なんでもう、直球ですわね!(をい)
ちなみに、ヒロインで見るとこんな感じ
・冬期 - クラりん、アトラたそ、フミたん・春期 - ミケちゃん、シロちゃん、ミーちゃん、ココちゃん、魚雷の子、タマちゃん、リンちゃん、マロンちゃん、まりこおじさん、美波さん、ほっちゃん、あっちゃん、葉子様・夏期 - ひふみん、殿下ぁぁぁぁぁ(ぇ・秋期 - EASYちゃん、与一、アナスタシア様、アトラたそ
あれ、何か春期だけやたら偏ってる気がするw
そして夏期と秋期にそれぞれ一人男が混じってる気がしなくもないがw
いや、殿下は良いんだ殿下は。マジヒロインで姫殿下だから。
まぁ、百歩譲ってエトワールくらいならヒロイン要素あるけど。
それより、与一にヒロイン枠を奪われるオパイーヌ(違)とかいう眼鏡の方が問題……まるでヒロイン要素がないw
それにしても、ヒラコー先生は本当にぶっ飛んでるけど信長のキャラとか結構しっくりくるし、所々歴史ファンをうならせる逸話出してくるし(鳥取城餓え殺しとか)、でもアナスタシア様の逸話をやらなかったのはある意味良心的。あれは、いくらなんでも酷すぎるから……
あと、信長公の土方評がかなり核心をついてて納得!
なるほど、「戦闘の合戦の玄人だが、帥の素人である」は言い得て妙だ。策士のイメージだった鬼の副長が戊辰の役でことごとく失敗続きだったのも、大局を見る戦略眼が欠けていた事に起因するわけですね。
まぁ、かくいう第六天魔王様は逆に大局は見えるけど細かい人の心が読めなくて、挙句自分の周りを手薄にしたから、魔が差した光秀の謀反にあったワケですが。
そして豊久は……
主人公と思えないくらい首狩り族だったw
異世界だろうと戦国の習いを持ち出すし、おすし。
命が惜しくて降伏した敵の隊長に切腹させようとするわ、拒むと「腹召す器にあらず」だの「首だけ置いていく器ぞ」とか言って首狩るわw
ぶっちゃけ一番強烈だったのは、サンジェルマンならぬサンジェルミ・オカマ伯と国父こと総統閣下の肖像画w
まあ、サンジェルマン自身が実在の怪しい存在なせいなのか、後世の信長像について「BASARA」ネタや「へうげもの」ネタをなぜか知っているとか、やりたい放題感が半端ない。もう、おひいさまったら(何)
更に敵の廃棄物(エンズ)側の面々も漂流者(ドリフ)に比べると、いまいちパッとしない。こっちは能力持ちなのにw
ぶっちゃけ、某ガー様のように塩になったジル・ド・レが一番インパクトあったわ。
ていうか廃棄物側のリーダー黒王様が一番影薄い気がする(ぇ
そして義経が何気に黒王様裏切りそうなのが……
光秀も拾われてきたし、面白くなりそうなところで終ったのが惜しい。これは2期に期待したいところですが……まだストックがなさそうで……
ていうか、あの第六天魔王にガトリング砲なんぞ見せるから、とんでもないことになりそうな予感しかない。
既に鉄砲もドワーフに作らせてるし、火薬もエルフに大量生産させてるし。
それにしても、EASYちゃんマジぽんこつ可愛い。廃棄物送ってる黒幕とは思えないw
そして、同じかな恵キャラの双子も可愛い。ココちゃんの中の人は新人と思えないくらい演技力あって、一人芝居が面白い(OVAが楽しみ)。ミケシロ最高。艦隊戦は面白かったし、これで視聴しないのは勿体ない。
さらに、ひふみん!
正直、あおっちは余り来るものがなかったが、ていうかNEW GAMEはひふみん一択だった感。
最後に、何だかんだで昨年最萌だったのは、やっぱり……
クラりん!
あそこまで堂々とパンドーラデバイスを全開にされた日にはねぇ(何)
義体だから恥ずかしくないもん! てことですね(違)
ちなみに、ネネちゃんの方はどちらかというと怖すぎて萌えられそうになかった。
あの怖さはクラウズのはじめちゃんに通じるものがある。
なんていうかメンタルヤバすぎた。
特にラスボスが延々としゃべってるのにガン無視して百合ゾーンに突入とか、ちょっとラスボスが可哀想になったw
怖いと言えば、ミカ。
2期でも、相変わらず敵絶対殺すマンやってて怖い。
ビスケットとフミタンはもう帰ってこないんだなぁと思ってしみじみしたり、アトラたそに癒されたり、チョコの人がガチでロリコンの許される世界を切り開こうとしたり、ガリガリ君みたいな声した仮面がいたり、色々あったけど、
ハシュマルさんにすべて持っていかれた!
何この展開、何かで観たことあると思ったら……
もろアレな展開ですわ。そのうち、邪竜族皇帝ならぬMAの親玉みたいなやつが出てくるのかと期待。
(まぁ、リューナイトは漫画版のガルデンがラスボスになる方が好きなんですが)
どうでもいいけど、イオク様マジいらない子だよね……
そんなこんなで昨年は色々と楽しませてもらいましたが、今年はというと……
視聴確定しているのがすでに一作あったりします。それは、
女だけの占い師の町が舞台で見習いうらら(占い師)の成長を描いたゆるアニメ
OPからして既にヤバい。うーらうーらにゃんにゃんヤバい(何)
ごめんなさいする時はお腹出してヤバい。いいお腹の日にイラスト殺到しそうでヤバい。
ていうか、主人公の千矢ちゃんは実は他人のお腹も擦る子(原作)なのでお腹好きの人はかなりヤバい。
そして、紺が既にちょろ可愛いし、小梅はポンコツ可愛い、ノノちゃん人見知り可愛い。
そして、CM……
キャロたんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!(うららじゃないよそれ)
というワケで、最近一押しの漫画ビビモンこと「ビビッド・モンスターズ・クロニクル」のアニメ化をぜひ!
ではでは、この辺でm(__)m
追伸:キャロたん文字数オーバーネタやってて吹いたw
さる
昨年観たものと今期の視聴予定(ドラマ編)
どもども、さるです。
今年もあっという間に一週間が過ぎましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さてさて恒例と言いますか、昨年さるが視聴した番組を並べてみようと思います。
取り敢えず去年一年を通して視聴した番組ということで、
大河ドラマ 真田丸
やっぱり、これを外すわけにはいかないでしょう!
ええ、もうね『浅間山』の時点で視聴確定するしかなかった。というか、ヴァルガーヴ(古っ)の高木刑事が小山田茂誠役で出てるし、伊賀越えがコントだし、「黙れ小童」やら、「信幸どうでしょう」やら、秀吉が怖過ぎだわ、三成がやたらかっこええわ、大谷刑部が切れ者だわ、景勝がマジ天使だわ、直江セコム兼続がイケボだわ、サイコパス氏政は汁掛け飯ネタやるわ、家康が狸になっても可愛いわ、正信が大物過ぎるわ、忠勝がライダーだわ、片桐さんが苦労人過ぎて可愛いわ、秀次公が可哀想すぎてつらいわ、昌幸悪ど過ぎるわ、出浦殿が渋カッコいいわ、沼田城の大叔父上が黄忠ばりに老いて増々盛んだわ、奥方ヤンデレだわ、秀頼様イケメンだわ……もうね、主役のハズの幸村がかわいそうなくらい脇役が強烈すぎた印象。
さてさて、今年の大河はまた女主人公ですが、今回は「花燃ゆ」と違って一応歴史に名を遺す城主様ですから、多少は期待してます。
しかもまた戦国ですね。
ちなみに昨日の一話はまだ観てませんが、録画してますので近いうちに観てみようかと思ってます。
まぁ、変な方向に走らなければ視聴に耐える作品になっていると信じたい!w
さてさて、ドラマ編はこのくらいですね(ぇ
去年流行った「恋ダンス」のドラマとか、実は全然見てません(何)
昨年はそんな時間にTV見れないくらい色々ありましたんで……ええ、まぁ個人的に。
ていうか、もっと執筆時間が欲しい!(なら今書けよw)
取り敢えず、前期のドラマはこんなところです。
ではでは、この辺で。
追伸:あ、でも「モリアーティ」じゃなくて「マリアT」はちょっとだけ見た。あのネーミングセンスが酷すぎてw
さる