新シリーズ「ミス・ペンドラゴンの寓話」

 どもども、さるです。
 四月も半ばを過ぎ、桜もすっかり散ってしまいましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?

 さてさて、春ということで新たな作品を執筆しましたので発表します。
 題して、

ミス・ペンドラゴンの寓話


 タイトルでお気付きと思いますが、今月『おさる草紙』で二作品ほど掲載したお話です。
 物語の舞台は、少なくとも「十八世紀以前」になる予定です。というのも、このシリーズの語り部であるペンドラゴン女史が、十八世紀末の某島国の作家という設定なので。
 もし同シリーズで十九世紀以降のお話になる場合、物語の都合上『架空の未来』扱いになったりします。

 今回のお話でついうっかり憲兵」とか書いちゃいましたが、あの時代の某国では公式の警察組織が無かったりするので、投稿した当初「架空十九世紀」とかにしようかと考えましたが、結局「保安官」に直すことにしました。既読の方、ごめんなさい。
 ちなみに、ここで言う「保安官」というのは、民間から選ばれた治安係みたいなものとでも考えてもらえれば良いかと思います。


 さて本作の特徴ですが、基本スタイルとして――
 タイトル ~ 英題 ~
 物語上の著者名
 物語上の本文
 物語上のあとがき……というか、ペンドラゴン女史の皮肉混じりな戯言
 ――という構成になっています。
 シリーズの見分け方としては、三行目の著者名が「written by Miss. Pendragon」となっている事がポイントです。


 ペンドラゴン女史の性格については、皮肉屋な引篭もりニートというオタクの鑑みたいなキャラ付けです。なので彼女、実は自分の屋敷から一歩も外へは出てなかったりします(何)
 実は彼女、この時代の某国で執筆活動していることからも判る通り、それなりの身分なんですねぇ。
 身体的な特徴として「ふんわり長い金髪」という表現を使ってますが、何となくイメージ出来たら幸いです。
 しゃべり方がどこか某『博士』に似てるような気がしますが、多分気の所為でしょう(笑)
 あとこれが実はもっとも大きな特徴ですが、ミス・ペンドラゴンという名前……

実はペンネームです(何だってー!)

 まぁ、一作目にそれっぽいことかいていたりしますけどね。ちなみに本名は永遠の秘密ですw


 本シリーズのコンセプトですが、タイトルの通りペンドラゴン女史の書く物語。いわゆる劇中劇です。ただし、最近良くある「小説家の日常を書いた小説」だの「漫画家の(以下略)」だの「アニメ製作事務所……」だのといった裏方がメインの話ではなく、あくまで「作中の物語」が主体でペンドラゴン女史は最後に読者に語りかけるという形式に拘ってます。
 それと彼女の目的として「迷える仔羊ちゃん達に今一度『グースの子供』たる自覚を植え付ける」というものがありますが、これは某国の代表的な童謡集が元ネタですね。特に二作目の内容は、それに沿った作りとなっているのも特徴です。
 ちなみに一作目はケルト神話ネタだったりしますが、これは彼女のペンネームの由来でもあり、そこから彼女がどこの国の人なのかも推測できるのではないでしょうか。
 その他、とある巡礼者達の物語やら焼きたてのアレやら某国を匂わすワードをいくつか散りばめてます。
 中でも極めつけは、二作目に登場した二人の人物。元ネタはどちらも同じ女流作家が生み出した名探偵ですが、お気付きになられたでしょうか?


 最後に一つ、さるから皆様へ問題です(何)
 二作目は「何曜日の話」だったでしょう?
 ヒントは、『駒鳥を埋葬した次の日』ですね。

 ではでは、今宵はこの辺で。

追伸:二作目の英題は、直訳すると「駒鳥を隠蔽したのは誰?」だったり(ぇ


さる

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